こんにちは、清水弥生です。

今回は「利回り」のお話をしたいと思います。

ついに・・・苦手な数字が出てきたーーっと思う方もいますよね(笑)

でも、物件を購入する際一つの重要な指標となりますので、お付き合いください。

大家さんになるための物件を購入する際、不動産の「物件概要」が記載されているチラシには必ず利回りの数字が「%」で出ています。これは「表面利回り(グロス)」というもので、

お家賃 × 12ヶ月分 ÷ 物件価格 × 100  で、計算された数字です。

例:家賃 9万円、物件価格 1,500万円の場合
  90,000×12 ÷15,000,000×100=7.2%

一方「実質利回り(ネット)」は、年間諸経費を除いた金額で計算します。

(お家賃×12カ月)- 年間諸経費 ÷ 物件価格 × 100

年間諸経費には、

  • 区分マンションの場合に係る「管理費」「修繕積立金」
  • 固定資産税・都市計画税  等があげられます。

「管理費」「修繕積立金」という言葉は、あまり聞きなれない言葉かもしれません。

  • 「管理費」はマンションの設備点検や、共有部分の電気代、管理人さんの人件費など、日々の維持費用に使われます
  • 「修繕積立金」は、マンションの建物診断や将来必要となる修繕工事のために積み立てておくお金です
  • 固定資産税・都市計画税は土地や家屋(戸建、マンションなど)の所有者にかかる税金です

例:家賃 9万円、物件価格 1,500万円の場合、年間諸経費合計 12万円の場合
  (90,000×12-120,000) ÷15,000,000×100=6.4%

大家さんは、実質利回りを見なければなりません。最初に触れましたが物件を購入する際のチラシに出ているのは、表面利回りです。チラシに出ている数字がいいからと言って購入を決めてしまうのは、とても危険です!

特に築年数が古いマンションは、管理費、修繕積立金の値段が高いものが多いと思います。
必ず物件概要で確認をして、ご自分で実質利回りを計算してから、購入を考えてくださいね。