こんにちは、
清水弥生です。
今回は「返済比率」について、お話ししたいと思います。
以前ブログでお話したことのある「利回り」よりも、こちらの「返済比率」が重要視されています。
返済比率とは、、
文字通り、家賃の収入におけるローン返済額の割合をいいます。
式で表すと、毎月の返済額 ÷ 毎月の家賃収入(満室時) となります。
一般的に、返済比率が
- 50%以下 安全で望ましい
- 60%以上 少し危ない
- 70%以上 考え直すべき(かなり危険) レベルとされています。
50%以下で運営できていると、銀行の評価が上がり 次の融資につながります!
返済比率は、大家さん経営がうまくいっているかどうかの指標になりますね。
返済比率の例をあげてみましょう。
1億円の物件 利回り 10% 年間家賃 1,000万円
融資は、1億円 フルローン
① 融資金利 4.5% 期間 35年
年間返済額 約568万円
568万円 ÷ 1,000万円 = 56.8% ← 返済比率①
② 融資金利 2.0% 期間 15年
年間返済額 約772万円
772万円 ÷ 1,000万円 = 77.2% ← 返済比率②
最近は、融資の金利が下がっています。
期間を短くしても大丈夫、さっさとローンを返してしまおう・・とすると②のパターンに陥ります。
修繕で経費がかかったり、空室のリスクが伴いますので、
ここは金利が多少高くても、長期間の融資が受けられる方が賃貸経営は安定するかと思います。